ナチュラル精製モカとモカの話し

くらっち

2018年03月19日 07:31

くらっちです。

ナチュラル精製のモカ・イルガチェフェG1コケ・ナチュラル。

おかげさまで好評いただいており、
ハイローストやミディアムローストで、ご注文を多く頂いております。

ナチュラル精製は、イチゴやワインを思わせる特有の風味と甘みがあります。
この風味をなるだけ愉しんでもらいたいと考えており、とても嬉しく思っています。


せっかくなので、
モカの由来を少し。

モカと言えば、イエメン産のモカマタリや、エチオピア産のモカハラーなど、
国は違うのに”モカ”の名前が使われています。
ちょっと不思議におもいませんか?

名前のきっかけになったのは、イエメンの南西岸、紅海に面する小さな港町。
その名前が”モカ”なのです。

昔、アラビアで産出されたコーヒーがこの港から船積みされたので、
その港の名にちなんで、モカコーヒーと呼ばれてます。
なぜ、エチオピア産のモカと、イエメン産のモカが、区別されずに”モカ”という
名称で輸出されたかは、定かではありませんが、
一説には、
イエメン産モカコーヒーの樹は、元はエチオピアから移植さされたのだから・とか、
産地がイエメンに近いし、品質が似ているから・・
また、以前、
エチオピア産コーヒーは、モカ港経由でよーロッパに輸出されていたから・・
など、
さまざまではっきりしたことは、わかっていません。

そのモカ港ですが、1800年中頃から、
潮流が運んできた土砂が堆積して出来た砂地のため閉鎖され、
現在の主な輸出港は、西岸のホテイダや、南岸のアデンから、輸出されています。
今の輸出港は、モカ港ではないんです、以外ですね。

一般的には、モカの名称で販売・流通していますが、
コーヒーの業界では、エチオピア、イエメンという具合に区別をしています。

同じような意味で、キリマンジャロなども、業界ではタンザニアという表現が
一般的です。

裏をかえせば、
それだけ最初の名前の印象が強く、広く浸透していったということでしょうか。


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